INTERVIEW
現場の声 インタビュー③
訪問看護ステーションあったか渭南
山岡鈴代 氏
- 土佐清水市の好きなところ -
私の子どもの頃は「清水に出てくる」のにもおしゃれして出かけていた時代でした。
きれいな山・川・海、大自然がすぐそこにある生活がすきで、大阪に出た間も早く帰りたかった。
看護師だからすきな土佐清水でずっと働けていると感謝しています。
若いころはスキー・ダイビング・釣りもしましたが、最近は自然のもので小物を作ったり海を眺めたり・・
自然を感じながらのんびり過ごすことに幸せを感じています。
- 訪問看護ステーションで看護師として働くやりがいは? -
急性期病棟や、手術室で看護師として働く期間が長く、学びも多かった。
あの頃の経験は自信になっています。
外来を担当していた時、院長と一緒に往診に同行した際に訪問看護に魅力を感じ、やってみたい気持ちがありました。
訪問看護のやりがいは、自分の関りが直に返ってくることです。
開設から7年間で84人の看取りにも関わらせてもらいました。
その度後悔もありますがご遺族から感謝してもらえることはやりがいになっています。
- 土佐清水市で働き感じる課題と困難さ -
老老介護や一人介護が多く、また自宅看取も増えました。
自宅での最期を支える家族を支える介護サービスの不足が課題です。
ショートステイが不足しており、特に医療ニーズが高い方のショートステイは受け入れがないのが現状です。
医療的処置が多く必要な方を自宅で介護している家族も、負担軽減が必要ですので、そのような時には入院するしかありません。
- 清水でみんなができること、やってみたいこと -
「最期をどこで迎えたいのか」事前に考えることが地域に浸透してほしい。
救命や延命の希望も含めて、思いを叶えていきたい。
高齢者や医療処置を必要とする方の介護を続けるためには、家族が時々休むことも必要になります。
そんな時に、安心して預けてもらえる場所を作りたい。
看護小規模多機能型居宅介護があれば、安心して自宅で最期を迎える方々、最期を自宅で見送りたいご家族を支えられる。
看護師である自分たちがそこに居たら、病状が不安定な方々も受け入れられるのに・・・という思いがあります。
次の「現場の声」は、右も左もわからなかった訪問看護ステーション立ち上げの頃に、いろいろと教えてもらったあしずり居宅介護支援事業所の方々に、お願いしたいです。